こんにちは、Tatsuyaです。
今日は
✨イギリス英語”ground floor”✨
について話していきたいと思います。
イギリス英語とアメリカ英語での違いは多いのですが、しっかりとルーツがあるのはご存じですか?
英単語やイディオムというものは必ず語源というルーツが存在します。
ルーツを辿ることで真の英語学習をすることが可能になる訳です。
今日はそんな中でも”ground floor”について話していきたいと思います。
それではやっていきましょう!
1.”ground floor”は古い家屋が語源
イギリス英語において、どうして1階が“ground floor”なのでしょうか。
その答えはイギリスの家屋の古い様式にありました。
イギリスの古い家屋の様式は、1階の3分の1程度が半地下になっていました。
1階は玄関よりも少し下に位置していました。そのため、「地面の階」という意味で“ground floor”となったわけです。
ですので、2階から“first floor”と数え始めるようになり、普段私たちが思っている階からマイナス1階ずつ、ずれが生じてしまう様になりました。
現在のイギリスの街並みから家を観察しても、あまり地下に1階があるという家はありませんでした。
やはり、近代英語でもある16世紀から19世紀あたりのイギリスの古い家屋が原因となっているようです。
2.”ground floor”は古いお城から!?
しかし、言語たるもの起源が諸説あるのは付き物ですのでもう一つ別な考えもあります。
それが中世ヨーロッパのお城や館の作りです。次にそちらの観点から見ていきたいと思います。
中世ヨーロッパのお城や館というものは、敵に攻め込まれないように入り口は階段を上がった2階にあるのが主流でした。
日本でも北海道や新潟にような雪国では、玄関が2階にあったりするのと同じで、中世ヨーロッパでは敵に攻め込まれないように入り口を2階に作っていたようです。
映画やドラマでもよく階段を上がった先に玄関があるというのは見かける機会が多いようにも思われます。
そのため、先ほどの説と同様に、2階から“first floor”と数え始めるようになり、普段の私たちの数え方とずれが生じてしまいました。