おはようございます、Tatsuyaです! 今日から少しづつ英文法について解説・発信していきます。
第一回の授業は、品詞についてです。
英語における品詞は非常に重要で、英語の根幹であり、英語表現の幅を広げてくれます。また、「名詞・形容詞・副詞」を完璧にすると「不定詞、動名詞、分詞、分詞構文」の4文法の理解が深まります。
品詞を正しく理解して英会話や英作文で英語表現の幅を広げて、表現力豊かな英語力を身に付けましょう。
中学生や高校生の英語学習者さんにも分かりやすく説明しています。
そのため、深い所までご紹介できない箇所があるかもしれませんがご了承ください。
1.英語における品詞の種類
- 名詞 (noun)
- 代名詞 (pronoun)
- 動詞 (verb)
- 形容詞 (adjective)
- 副詞 (adverb)
- 接続詞 (conjunction)
- 前置詞 (preposition)
- 間投詞 (interjection)
他にもいくつかあるのですが、特に1~7は名詞、動詞、形容詞、副詞は最重要ですので、絶対にはたらきを覚えましょう。
今日の記事では、「名詞・動詞・形容詞・副詞」について説明し、明日の記事で「接続詞と前置詞」についてやります。
1-1.品詞と文型の違い
動詞は品詞においても、文型においても”V”として使われているためか、特に中学生に多いですが、品詞と文型の区別がつかない人が多いです。
品詞とは、その「言葉の種類」のことです。
この違いがわからず、この品詞は?と尋ねられているのに、主語と答えたりします。
主語や補語というのは、「それらの品詞の文章中での働き」のことです。
文型については別の記事で詳しくお伝えします。
2.英語の品詞「名詞・動詞・形容詞・副詞」について
2-1.名詞のはたらき
名詞とはモノの名前を表す言葉です。
大きく分けて固有名詞と普通名詞、代名詞の3つになります。
特に重要になってくるのは、固有名詞と普通名詞の違いの理解です。
これは日本語でも同じことですが、英語は冠詞というものも存在するため日本語よりも大切になってきます。
冠詞の話をするとまた長くなりますので、今回は固有名詞と普通名詞の見極め方をお伝えします。
普通名詞は、駅。固有名詞は、東京駅。
普通名詞は、いちご。固有名詞は、とちおとめ。
普通名詞は、車。固有名詞は、BMW。
普通名詞は、犬。固有名詞は、チワワ。
なんとなく分かりましたかね。
普通名詞とは、モノの総称のことで、固有名詞とは、それ以外に存在しない特定の対象を表す名詞のことです。
固有名詞と普通名詞の違いも大切なのですが、もっと重要なのが文型での働きです。
名詞は、SCOになる。これだけでOKです。
主語、補語、目的語になる、ということを覚えておけば大丈夫です。
Ex. I am a student. ⇒SVC
(SとCが名詞)
Ex. I play soccer. ⇒SVO (Oが名詞)
こうやって簡単な例文から理解するようにしていきましょう。
✔ 名詞の奥は深く、簡単には説明できない
名詞というのは実はとても奥が深く、一つ一つで記事にしていかないと説明が付きません。
ですので今回は、抽象名詞や無冠詞名詞、不可算名詞や可算名詞の説明は省略します。またそれらに特化した記事を書きます。
2-2.動詞のはたらき
動詞で覚えなければいけないことは、動詞の種類です。
特に重要なのが、自動詞と他動詞のはたらきの違いです。
自動詞と他動詞がしっかりと区別できるようになりましょう。
自動詞と他動詞の見極め方は簡単です。
「何を?」と聞けたら、他動詞
「あっそう。」と言ったら、自動詞
これはスタディーサプリ講師の関正夫先生から教わったことですが、非常に分かりやすいので使わせていただきます。
例えば、日本語で考えると「集める」と「集まる」はどちらが自動詞でどちらが他動詞でしょう。
「集める」・・・「何を?」って聞けるので、「集める」が他動詞になります。
「集まる」・・・「あっ、そう。」となるので自動詞になります。
注意としては、最初に「あっそう。」って言ってしまうと全部自動詞になってしまうので、「何を?」から聞きましょう。
2-3.形容詞のはたらき
形容詞の働きは単純で名詞を修飾することと、Cである補語になることです。
Ex1. The beautiful flower is mine. ⇒”beautiful”が”flower”を修飾しています
Ex2. This flower is beautiful.⇒”beautiful”がSVCのCにあたる位置にいます。
この名詞を修飾するはたらきを、限定用法といい、補語になるはたらきを叙述用法と言います。
✔ 前置修飾と後置修飾
形容詞1語で名詞を修飾する場合は、前から名詞を修飾する前置修飾が使われます。先ほどのEx1のようなものです。
2語以上のかたまりで形容詞のはたらきをしている場合、後置修飾になります。また、-thingの名詞はすべて後置修飾されます。
もちろん中には例外もありますので、3つ紹介します。
(1)-able -ibleで終わる形容詞がall,no,everyや最上級の形容詞と一緒に使われるとき
Ex. The hotel had no room available.
ただし、前置修飾も可能。
(2)involved, concerned, presentなどは意味によっては後置修飾する
the people concerned(関係者)、 those present(出席している人たち)
(3)「高さ・長さ・年齢」を表す形容詞が、数詞+単位+形容詞で表す場合
twenty meters high(20メートルの高さ)
✔ 叙述用法と限定用法どちらかひとつしか持たないものもある
よく大学入試で出題されるのは”living(限定のみ)”と”alive(叙述のみ)”です。
いくつか紹介します!
daily, elder, latter, only, very, wooden, weekly, etc.
afraid, alike, alone, aware, well, asleep, etc.
ほかにも山のようにあるので調べてみてください。
また、限定と叙述で意味が異なるものもあります。
✔ 人を主語に取らない形容詞
形容詞の中には人を主語に取れないものもあります。
例えば、”convenient”なんかは有名ですよね。なので、「convenient for (to) 人」で使われます。
他にも、impossible, necessary, probableなどもあります。
2-4.副詞のはたらき
副詞のはたらきも単純で、「名詞以外を修飾する」「あってもなくてもOK」の2つです。
次の例文をご覧ください。
Ex. I can run very fast.
これは、”very”という副詞が”fast”という副詞を修飾して、”fast”が”run”という動詞を修飾しています。
Ex. This is very beautiful.
これは、”very”という副詞が”beautiful”という形容詞を修飾しています。
という様に、副詞は、副詞そのものであったり形容詞であったり動詞であったり、文そのものであったり、名詞以外を修飾するはたらきがあります。
また、副詞は文の主要素には含まれないためあってもなくても意味が通じます。
言ってしまえば、あってもなくても意味が通じるのである程度どこに副詞をおいてもOKという訳です。
とはいっても確かに好ましい場所はあり、学校のテストなんかでも問われたりしますのでご紹介します。
✔ 様態の副詞は「形容詞+ly」
「どのように」という動作の様態を表す副詞は、基本的には「形容詞+ly」がほとんどです。
“fluently”, “seriously” “happily”などです。他にも、wellやfastなどもあります。
※形容詞+ly=副詞 なのに対し、名詞+ly=形容詞になります。例えばfriendly, lovelyなど
置く場所は、自動詞の直後か他動詞の目的語の直後、be動詞直後の3つです。
✔ 場所を表す副詞
“here”や”upstairs”などの場所を表す副詞は、動詞の後ろか文末に置かれることが多いです。
また、場所がいくつか述べられる場合は、小さいほうから順に述べていきます。
Ex. I met her at the station in London. 駅⇒ロンドン
✔ 時を表す副詞
“tomorrow”や”tonight”, “then”などの時を表す副詞は、文末に置かれることが多いです。
あくまで多いというだけで、文頭でも用いられます。
また、場所を表す副詞同様にいくつか述べられる場合は、小さいほうから順に述べ、場所と時間の副詞を両方使う場合は、場所⇒時間で述べます。
Ex. I’m going to see Bob at Shinjuku tonight.
✔ 頻度を表す副詞
“often”や”always”など頻度を表す副詞は、一般動詞の直後かbe動詞、助動詞の直後に置かれますが、ある一定期間を表す副詞(weeklyやdailyなど)は文末に置かれます。
Ex.The blog is updated daily.⇒文末
Ex. My mother is always busy.⇒be動詞の直後
Ex.I often play tennis.⇒一般動詞の直前
✔ 程度を表す副詞
“absolutely”や”really”などの動作や状態などの程度を表す副詞は、修飾する語句の直前に置きます。
Ex. I fell asleep almost immediately.⇒”almost”は修飾する”immediately”の直前に置かれている。
最後に
今回の記事では「名詞・動詞・形容詞・副詞」という文の主要素に欠かせないものを紹介しました。
特に形容詞・副詞に関してはマスターすれば英語の表現の幅が広がります。
正しく使いこなすことで英作文や会話の表現の幅を大きく広げてくれます。
そういう意味でも修飾語は文の主要素でないにしろ重要な役割を果たしているのです。
奥が深くすべてを紹介できませんでしたが、少しでも英語学習のお役に立てたら幸いです。
それでは今回はこの辺で。
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