英語学習

このことわざは英語でなんて言うの?動物を使ったことわざ15選

投稿日:2019年7月21日 更新日:

おはようございます、Tatsuyaです。昨日配信した記事なのですが、この内容は大学三年の時にゼミで発表した内容でして、2回この内容で発表してるんですが、一度目は「英語で動物が使われているイディオム」二回目は、「日本語で動物が使われていることわざ(イディオム)⇒英語で」を発表しました。今日は、「日本語で動物が使われてることわざを英語では?」を発信していきたいと思います。ちなみにことわざは英語で、「proverb」です。まだ、昨日発信した身近な動物を使ったイディオム!これってどんな意味?!を見ていない方はこちらからどうぞ!
それでは、ご紹介していきましょう!

「犬」がでてくることわざ

1.犬も歩けば棒にあたる

何かしているうちに思いがけない幸福に出会うという意味で現在は使われていますが、元はでしゃばると災難にあうという意味でした。こちらのことわざは、3つ言い換えができます。英語圏では、棒ではなく「」が使わている点がポイントです。

1.The dog that trots about finds a bone.(歩きまわる犬は骨を見つける)
2.The walking dog finds a done.(犬も歩けば骨に会う)
3.The beast that goes always never wants blows.(歩きまわる獣はいつも叩かれる)

1.2に関しては、現在の意味で使われていますが、3.は本来の災難にあうという意味から来ていますね。

 

2.犬が西向きゃ尾は東

当たり前すぎるほど当たりまえであるという意味です。あまり僕自身ことわざは詳しくないので、大学入るまで知りませんでした(笑)

When the crow flies her tail follows.(カラスが飛べば尾は後ろ)

日本語でも、カラスがことわざや慣用句で出てくることは多いですが、英語でも度々カラスが使われます。最難関大学頻出のイディオムに「as the crow flies」というものがあります。「カラスが飛ぶように」という直訳になりますが、カラスとは目的地や食べ物に一直線に向かっていくという習性があるようでそれが由来となり、「直線距離で」という訳になりました。

 

3.飼い犬に手を噛まれる

日ごろからかわいがって面倒を見ていた者からひどく裏切られたり、害を受けたりするという意味です。ただ、飼い犬に手を噛まれることなんてよくありますよね(笑)

A man may cause his own dog to bite him.(飼い犬に手を噛まれるのも己ゆえ)
The mad dog bites to his master.(狂犬は飼い主に噛みつく)

英語も日本語もどちらも「犬」を使っていますね。しかし、英語圏の「犬」は前回の記事でもお話しした通りあまりいいイメージはなく、野良犬をイメージさせるときのほうが多いです。日本では逆に「室内犬」や「ペットショップにいるような可愛い犬」を想像するときのほうが多いですよね。「負け犬」のように使われるときもありますが。

 

「猫」がでてくることわざ

1.猫に小判

価値の分からない人に貴重なものをあたえても何の役にも立たないという意味です。

cast pearls before swine. (豚に真珠を投げる)

日本語でも「豚に真珠」と同じ意味ですよね。英語では豚(swine)に真珠(pearls)を投げる(cast)となります。これは日本語通りで分かりやすいですね!

 

2.猫を被る

本性を隠しておいておとなしそうに見せること、また知っておきながら知らないふりをすることという意味です。日本語では、猫というものは一見おとなしそうに見えるからということから来ているらしいのですが英語はどうでしょうか。

1.a wolf in sheep’s clothing(ヒツジの皮を被った狼)
2.play the hypocrite (偽善者を演じる)

英語では、猫を被るという慣用句はなくそのまま英語にします。ただ、1.に関しては日本語に近いですよね。猫ではなく、英語ではヒツジで狼が被ります。なんかの童話でありましたっけ?(笑)

 

3.猫の手も借りたい

非常に忙しくて、ネズミを捕る以外にやることのない猫の手ですら借りたいほど働き手が不足しているという意味です。

I’ll take all the help I can get.(私が得られるすべての助けを受ける)
I need every little help I can get.(私が得られる少しの助けもすべて必要だ)

こちらのことわざも英語では猫は登場しません。そのまま英語にしています。

 

鳥がでてくることわざ

1.立つ鳥跡を濁さず

立ち去るものは、見苦しくないようにきれいに始末していくべきだ、また引き際は美しくあるべきだという意味です。「後」ではなく、「」を使います。

1.It’s an ill bird that fouls its own nest.(自分の巣を汚す鳥は悪い鳥だ)
2.A bird does not foul the nest that it is about to leave.
3.On leaving a place one should see that everything is in good order before one goes.

1で使われている”ill”は病気ではなく、「悪い」という意味です。また、”foul its own nest”は「自分のことを悪く言う」という意味です。

 

2.能ある鷹は爪を隠す

有能な鷹は獲物に知られないように、普段は鋭い爪を隠しておくことから転じて、いざという時にだけその価値を発揮するという意味です。このことわざもそのまま英語にするのことが多いのですが、いくつかご紹介します。

1.A smart man is usually humble and honest.
2.A person with talent usually hides their best abilities.
3.Cats hide their claws.

“smart”を”wise”にしたりして書き換えはできます。調べてみたところ3のような文章も出てきました。鷹ではなく「猫」の爪なんですね!!

 

3.鳩が豆鉄砲くらったよう

鳩が豆鉄砲で撃たれて、驚いて目を丸くしている様子から思いがけない出来事に驚いてきょとんとしていることのたとえです。豆鉄砲というのは、弾が豆のおもちゃの鉄砲のことです。

Like a (dying) duck in thunder( or a thunderstorm) (雷が鳴っているときのアヒルのよう)

英語では、鳩ではなくアヒルがでてきます。豆鉄砲ではなく雷なんですね。この一文も一例なのでそのまま英語にすれば書き換えも沢山あります。

 

4.鴨がネギをしょってくる

うまいことが重なってますます好都合であるということのたとえです。鴨鍋にネギは付き物もので、その鴨がネギをしょってやってきたらすぐに食べれて好都合であるというところからきています。

An accident waiting to happen
A golden opportunity came to me

こちらの英語も直接的に英語にしているだけです。

 

その他動物がでてくることわざ

1.虎の威を借るキツネ

権力を持つものに頼って、威張る小者のことです。

1.an “ass in the lion’s skin.”
2・person who swaggers about under borrowed authority
3.small man acting arrogantly through borrowed authority
4.a fox that borrows the authority of a tiger

2,3は単に英語にしただけです。”ass”とはお尻のことで、虎ではなく英語ではライオンがつかわれています。

 

2.井の中の蛙大海を知らず

知識や見解が狭いことのたとえ、またそれにとらわれて広い世界があることに気付かず、得意になっている人のことです。こちらの英文も様々な書き換えができます。

1.A frog in the well knows not the sea
2.He that stays in the valley, shall never get over the hill.
3.The frog in the well knows nothing of the great ocean.

1,3は日本語と同様に蛙が登場していますが、2は「谷に住み続けるものは、決して山を越えることはない」となり人がたとえで使われています。”well”は名詞で使われると「井戸」という訳になるので注意です。

 

3.蛙の子は蛙

子の性質や能力は親に似るものだというたとえ、また凡人の子は凡人にしかならないというたとえです。このことわざを英語にしたのがすごい僕好きなんですよね(笑)

The apple doesn’t fall far from the tree.(リンゴは木から離れたところに落ちない)

すごくしっくりきません?

 

4.蛙の面に水

どんな仕打ちをされても全く平気でいること、しゃあしゃあとしている様のことです。

like water off duck’s back.

英語では、蛙ではなくアヒルが使われています。アヒルの背中に水をかけてもなんてことありませんからね。

 

5.馬の耳に念仏

人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しも効果がないことのたとえです。

1.Speaking to deaf ears
2.In one ear and out the other
3.It’s like I’m talking to myself

こちらも英語でいくつか書き換えができます。”deaf”は単体でも「耳が聞こえない」という意味があります。

 

最後に

いかがだったでしょうか。日本語のことわざと英語のことわざを比べると、似ていることもあれば、全然違うものもあり面白いですよね。僕はやっぱり、「蛙の子は蛙」の英訳”The apple doesn’t fall far from the tree.”が一番好きですね。日本語のことわざが直訳されているものより、こんな感じで捉え方が違ったりすると面白いですよね。まだ前回の記事をお読みになっていないという方がいましたら、身近な動物を使ったイディオム!これってどんな意味?!こちらからどうぞ!今回の記事と合わせて楽しんでください!
それでは、今回はこの辺で。

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