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オールイングリッシュ授業の下準備!品詞を英語で言える?

投稿日:2019年9月2日 更新日:

こんにちは、Tatsuyaです!

 

早速ですが、「名詞」を英語で言えますか?

「副詞」を英語で言えますか?

答えは後ほど!

 

こんな風に知っている文法用語を英語で言えるかと言われれば、英語を先行していないと大学生でも難しいと思います。

 

2020年度より実施される新しい学習指導要領により中学生の英語教育は英語のみで進められていきます。

 

英語のみで進められることををオールイングリッシュといいます。

 

これは確かに先生自身大変ですが、子どもたちもは100倍大変ですよね。

 

僕は大学に入ってがっつりオールイングリッシュの授業でしたが最初は聞き取るのが大変で、内容なんて二の次でした。

 

小学生でも英語の授業が義務付けられていきますが、がっつり文法を習うのは中学生からでしょう。

 

ですので大切な文法すら英語でやられると訳分からないですよね(笑)

 

そうならないための下準備を行っていきましょう!

 

まずは、英語の文法用語を英語で言えるようにしましょう!

ただ単語を教えてもつまらないので、はたらきも合わせて覚えるようにしましょう!

 

今日は英語の基礎の基礎「品詞」に焦点を当てて発信していきます!

 

これを読むと、

1.品詞を英語で言えるようになる
2.オールイングリッシュの第一歩となる
3.品詞のはたらきを覚えられる

 

それではやっていきましょう!

 

 

1.品詞は英語でなんて言うの?

品詞は英語で”part-of-speech“です。

そもそも品詞というものをご存じですか?

 

単語を形態と職能によって分類した種別。
例:形容詞、接続詞、名詞など

 

とあります。

つまりは、単語を形や働きで分類したものということです。

 

ただ、日本語と英語の品詞は同じものもあれば違うものもあります。

 

たとえば、英語に形容動詞や助詞なんていうものはありません。

 

逆に日本語には、冠詞や前置詞なんていうものはありませんよね。

 

よく中学生に品詞を聞くと、形容動詞とか答える人がいますが、英語に形容動詞はありません。

 

まずは英語にある品詞(part-of-speech)をしっかり覚える必要がありますね。

 

2.名詞は英語で”noun”

 

名詞は英語で”noun“です。

※厳密には”a noun”ですが省略させていただきます。今後の品詞もすべて省略します。

 

名詞は、文の中に一番でてくる文型に欠かせない存在ですよね!

 

そんな名詞のはたらきは、

S,O,Cになる(主語・目的語・補語)

 

“S”は”Subject”

“O”は”Object”

“C”は”Complement”

の略となります。

 

こちらも文型では欠かせない英語ですのでしっかり覚えましょう!

 

もっと細かい名詞も見ていきましょう!

 

✔固有名詞⇒proper noun
✔普通名詞⇒common noun

 

固有名詞と普通名詞の違いは、一つしかないか、たくさんあるかです。

 

たとえば、東京駅は1つしかないですが、と言われれば沢山あります。

いちごは沢山ありますが、とちおとめは1つしかありません。

 

普通名詞と固有名詞は小学生の国語でも苦手としている人が多く、中学生に上がってからもできない人が多いです。

英語で違いを知らないと冠詞をつける際に困りますので、しっかり覚えましょう。

 

3.動詞は英語で”verb”

動詞は英語で”verb“です。

 

動詞も文型に必ず出てくる重要品詞になります。

 

以前説明した動詞の派生を覚えていますか?

 

こちらの動詞の種類たちも英語で言えるようにならないといけません。

3-1 be動詞は英語で”be verb”

“be動詞”はそのまま、”be verb“です。

6種類ある”be verb”は大丈夫ですか?

 

✔be動詞⇒is,am,are,was,were,be

現在形が”is,am,are”

過去形が”was,were”

原形が”be”

 

しっかりと覚えておきましょう!

 

3-2 一般動詞は”general verb”

一般動詞は英語で”general verb“です。

 

一般動詞とは、普通の動作系動詞と知覚系動詞のことです。

 

ちなみに知覚動詞は前置詞”of”を使って、

verb of perception

なんていうような言い方をします。

 

状態動詞という場合は、

stative verb/static verb

といいます。

 

動詞について話すと色々な動詞が出てくるので基本的な部分にとどめておきますね。

3-3 自動詞は英語で”intransitive verb”

一般動詞は更に派生して自動詞と他動詞があります。

 

自動詞とは、「後ろに目的語を取らない動詞」です。

自動詞を英語でいうと”intransitive verb“となります。

 

ここで自動詞と他動詞の簡単な見分け方をおさらいしましょう。

自動詞⇒「あっそう。」
他動詞⇒「何を?」

 

これだけ聞いてみてください。

よく生徒に出すのが、

 

「集める」と「集まる」

 

自動詞と他動詞どっちがどっちでしょう。

 

 

 

答えは、

「集める」が他動詞で、「集まる」が自動詞です。

 

「集める」と言われると「何を?」って聞きますよね。

一方で、「集まる」と言われても「あっそう。」としか言えません。

 

ただ、間違えてほしくないのは、「あっそう。」から聞いてしまうと全部「あっそう。」になってしまいます。

 

ですのでポイントは、「何を?」と聞けるかどうかということになります。

「何を?」と聞けたら他動詞、聞けなかったら自動詞ということです。

3-4 他動詞は英語で”transitive verb”

他動詞は英語で”transitive verb“です。

 

先ほど自動詞と他動詞の区別は説明したので、省略します。

 

✔自動詞⇒intransitive verb
✔他動詞⇒transitive verb

 

僕もこれを習ったときはどっちがどっちか多々分からなくなりました。

“transitive”が単語のイメージでは「後ろに目的語を取る」感じなので、それを打ち消す接頭辞”in”がつく”intransitive”は「後ろに目的語を取らない」自動詞、と覚えるようにしていました。

 

4.形容詞は英語で”adjective”

形容詞は英語で”adjective“です。

読み方は「アジェクティブ」です。

語尾が”-ive”で形容詞を表すことが多い(creativeなど)のですが、名詞です。

 

形容詞は忠実に名詞に仕えて支えるイメージです。

ですので働きは「名詞のみを修飾する

 

ときたま、”C”(補語)になることもありますが、SVCの第2文型は「S=C」がポイントでした。

どうですか?なんとなく形容詞が名詞を一途に支えているイメージが分かってきませんか?(笑)

 

5.副詞は英語で”adverb”

副詞は英語で”adverb”です。

 

単語の中にも”adverb“と入っていますが、修飾するのは動詞だけではありません

 

副詞のはたらきは、「名詞以外を修飾する」です。

1.I can run very fast.
2.This flower is very beautiful.
3.Surprisingly, we won.

1の文では、副詞”very”が副詞”fast”を修飾し、副詞”fast”が動詞”run”を修飾しています。

2の文では、副詞”very”が形容詞”beautiful”を修飾しています。

3の文では、副詞”surprisingly”が文全体を修飾しています。

 

このように副詞”adverb”は名詞以外を修飾することが可能です。

 

また、副詞とは文の主要素、つまりは文型と切り離されて考えられるためあってもなくてもOKになります。

 

このあってもなくてもOKということは様々な場面で使えるので覚えておくと便利です。

たとえば、不定詞の副詞的用法や関係副詞です。

 

これらの説明はまた別の機会にします。

 

不定詞の副詞的用法に関しては既に記事にしているので、不定詞の3つの用法を徹底解説!品詞の働きから考える不定詞の基本こちらからどうぞ!

 

6.接続詞は英語で”conjunction”

接続詞は英語で”conjunction“です。

 

“junction”とは、高速道路などでも使われる「交わるところ」という意味です。

“con”は”connect”などと同じ接頭辞で「繋げる」という意味があります。

 

つまり文と文がつながる部分(交わる部分)ということになりますので、ぴったりの単語ですね!

 

接続詞で特に重要なのは、等位接続詞ではなく、従属接続詞のほうです。

 

はたらきは、文と文を繋げることですが重要なのは「接続詞の後ろはSV」ということです。

 

これが分からないと、前置詞と区別がつかなくなります。

なので後で説明する

“during”と”while”の区別がつかなくなってしまう人が続出します。

 

7.前置詞は英語で”preposition”

前置詞は英語で”preposition“となります。

 

はたらきから考えると難しい単語ではありません。

 

前置詞のはたらきは「名詞の前に置く」つまり「前置詞の後ろは名詞」ということになります。

 

名詞の前(pre)に置く(position)ということで”preposition“ということです。

 

問題なのは、接続詞”conjunction“と前置詞”preposition“の区別ですね。

 

間違える人が非常に多いです。

 

1題出題しますので解いてみてください。

1.( ) a recent survey, the population of this country decreases.
(a)According to
(b)When
(c)In case
(d)Since

これは2秒で解かなければいけない問題です。

 

答えから言いますと(a)According toになります。

(b)(c)は接続詞ですので後ろはSVです。

(d)に関しては前置詞も接続詞も両方ありますが、前置詞の場合は過去の起点(since yesterdayのように)が伴います。

 

よって正解は、前置詞(a)According toとなります。

 

接続詞は後ろSV,前置詞は後ろ名詞

これだけは是が非でも覚えましょう!

 

8.その他の品詞の英語

品詞と言ってもいくつあるか学者によって異なります。

特に出てくるもの上で紹介したので、残りはまとめて紹介します。

 

✔ 代名詞⇒pronoun
✔ 感嘆詞⇒interjestion

 

代名詞は”she”や”they”などのことです。

 

感嘆詞は”Oh”や”Wow!”などですね。

8-1 文型用語を英語で

5文型のS,V,O,C,M(A)は覚えていただきたいです。

✔ S⇒subject(主語)
✔ V⇒verb(動詞)
✔ O⇒object(目的語)
✔ C⇒complement(補語)
✔ M⇒modification(修飾語)
✔ A⇒obligatory adverbial(義務的な副詞語句)

 

Aは現代英文法の文型論ではAが用いられることが多いです。

 

専攻がそっち系なもので(笑)

 

みなさんはM⇒modificationで大丈夫です!

細かな区別もありますが必要ありません。

 

9.最後に

いかがだったでしょうか?

これって英語でなんて言うんだろうって思ったことありませんでしたか?

 

特にオールイングリッシュが本格化されてくると今日紹介したような英語はおそらく毎日使うと思います。

文構造の理解には欠かせない主要素ですからね。

 

それでは明日は、文法のほうを英語でなんていうの?を説明していきます。

たとえば、動名詞や不定詞、現在完了、細かいと冠詞とかもやろうと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

 

 

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大学四年で塾講師をしているTatsuyaです。中学受験、高校受験、大学受験と幅広い指導をしております。専科は、英語・国語です。

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全国の学習者を救う発信を日々心掛けています。英語学習のみならず様々な勉強について毎日発信していきます。

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