こんばんは、Tatsuyaです。
最近は助動詞特集で”will”と”could”の説明をしましたので、過去形の”would“と”could“の説明を今日はしたいと思います。
みなさんは、”would”と”could”以外の助動詞の過去形を知ってますか?
助動詞の過去形はただ単純に過去を表すだけではありません。
今日の記事を読んで、助動詞のことをより深く学んでいただけたらと思います。
1.助動詞の過去形のパターンが分かる
2.助動詞の活用の幅が広がる
3.学校では習わない助動詞の使い方が分かる
それではさっそく見ていきましょう!
1.助動詞の過去形は仮定法
2.助動詞の過去形は婉曲行玄
3.助動詞の過去形は単純に過去>
3-1.”would”の注意点
3-2.”could”の注意点
4.”would”は過去の習慣
5.助動詞の過去形は丁寧度アップ
6.最後に
1.助動詞の過去形は仮定法
これは、仮定法の単元でも言いましたが、助動詞の過去形で一番多く使われるのは仮定法です。
仮定法についての記事はよくわからない人向け仮定法の基礎基本を説明!こちらからどうぞ。
助動詞の過去形が出てきたらまずは、仮定法ではないか疑ってください。
※中学生段階では、9割型ただの過去形ですので、中学生の教材では一概にそうとは言えません。
2.助動詞の過去形は婉曲表現
助動詞の過去形は婉曲表現を表すこともあります。
たとえば、推量系助動詞のときに少し可能性が低い時に使ったり、日本語ではよく、遠回しに言うみたいな表現のときに使われる表現になります。
例としては、”can”よりも”could”のほうが可能性が低く、「(ひょっとしたら)~することがありえる」という様に訳にいれなくともニュアンスを持っているということになります。
あくまでニュアンスなので訳に必ずしも程度が低いということを匂わせる必要はありません。
3.単純に過去
これが一番簡単ですね。ただ単に助動詞の過去として訳をつけるだけになります。
ですので「~できた」などのようになりますが、注意が2点あります。
2つ目は、”could”は少し仮定法を含んでいる
ということです。
3-1 ”would”は無理に訳に反映させない
時制の一致等で訳すのが難しい場合があります。
たとえば、こちらの例文
訳としては、「私がもし本当に病気だったら彼女は私を家に送るので、私は看護師のもとへ行きたくなかった」
「つもりだった」という風にもできなくはないですが、主語によっては真偽が不確かな場合もあるため無理に訳さないこともあります。
3-2 助動詞”could”は仮定法を少し含む
「やろうと思えばできた」というような仮定法のニュアンスを含みます。
中学校では、could=was/were able to と習いますが、厳密には違います。
“was/were able to”は「実際にやってみたらできた」というニュアンスになります。
ですが、”be able to”は仮定法の「やろうと思えばできた」のニュアンスも持っています。
ですので英作文等では、”be able to“を使うのが無難です。
“could”のほうには、「実際にやったらできた」のニュアンスはありませんので注意してください。
4.過去の習慣を表す”would”
“used to”と似ている働きをする”would”の使い方ですね。
wouldの後には頻度の副詞(often,sometimes)などが入ります。
(私はよく映画を見に行ったものだ)
“would”は主観的に過去の習慣しか表すことができません。
“used to”は客観的に過去の習慣・状態、現在と過去の対比ができます。
こんなところにも”will”のイメージが反映されているんですね。
×→ I would live in Tokyo.
I used to visit grandfather weekend. (週末祖父を訪ねたものだった)
現在との対比のニュアンスを持つため今は行っていない
5.助動詞の過去形は丁寧度アップ
疑問文の際に助動詞の過去形を使うと丁寧度が上がります。
これは中学生でも習う部分です。
つまり、”Can you”より”Could you”、”Will you”より”Would you”ということになります。
(駅までの道を教えてくださいませんか)
6.最後に
今日は、5つご紹介しましたが、特に重要なのはやはり助動詞の過去形=仮定法です!
つまりは、助動詞の単元の記事であるものの仮定法が一番重要ということになるんですがそれぐらい大切です。
しっかりと根底を理解して、助動詞を使いこなせるようにしましょう!
それでは今日はこの辺で。