おはようございます、Tatsuyaです。
今日は、文型の中の働きでも主語と同じくらい大切な英語の動詞について発信していきます。
品詞についての概要はこちらからチェックしてください。
今日は動詞にしかも基本に焦点を当てて話していきます。
1.動詞の種類
動詞には、大きく分けて2種類、Be動詞と一般動詞があります。be動詞は「is am are was were be」の6種類です。
一般動詞は更に派生して、自動詞と他動詞があります。以前他の記事でもお話ししたのですが、もう一度復習しておきましょう。
「あっそう。」となる⇒自動詞
「何を?」となる⇒他動詞
例えば「集める」と「集まる」どっちが他動詞でどっちが自動詞でしょうか。
もし友達に「集める」と言われれば、「何を?」となりますよね?
「集まる」と言われれば、「あっそう」って言いますよね。これが自動詞と他動詞の違いです。
ですので、正解は「集める」が他動詞で、「集まる」が自動詞です。テキストでは後ろに目的語を取ると書いてあります。これが目的語かどうかの見極めにもなりますし、他動詞として使う場合は、目的語を取らなければいけないので、英作などにも役立ちます。
2.be動詞
2-1 be動詞の原形と現在形
be動詞の原形は、英語を学びたての中1や中2はかなり忘れがちです。というよりも原形と現在形の区別がついていない人が非常に多いですので、ここで時制を含め3つおさらいします。
時制とは動詞の、過去形や未来形や現在形など、時に関する言い表し方で語形が変わる文法組織のことです。
つまり元となる、原形があって、現在形、過去形、未来形と変化していくわけです。
be動詞の原形は、その名の通り”be“です。本当にこれが忘れられる。
現在形は3種類あり、”is”,”am”,”are”の3つです。一つずつ見ていきましょう!
“is”⇒主語が単数の時
“am”⇒主語が私の時
“are”⇒主語が複数の時
be動詞に限らず英語における動詞は、主語次第で形が変わるということになります。これだけではまだ半分ですので過去形に行きます。
2-2 be動詞の過去形
be動詞の過去形は2つだけです。
“is”,”am”の過去形⇒”was”
“are”の過去形⇒”were”
英語における動詞は、主語次第で形を変えたり、時制次第で形が変わります。
(ただ、シンガポール英語”Shinglish”なんかは当てはまりません。また機会があったらご紹介します。)
基本的には複数形の後ろで”were”は使われますが、仮定法の時だけ例外があります。
2-3 be動詞の疑問文や否定文
be動詞の疑問文や否定文の作り方をひとまとまりに僕の授業では、”be動詞のルール“と呼んでいます。
ちなみに、一般動詞で使われる”doや”does”は助動詞ですので、”can”などと同じく”助動詞のルール“と呼んでいます。
✔ be動詞のルール(疑問文と否定文)
疑問文⇒Be + 主語
⇒Yes, 主語 be. No, 主語 be not.
(beは主語によって変化)
否定文⇒主語 + be not
疑問詞(5W1Hなど)の後ろに疑問文をつける形も大切です。
例: What is this?(疑問詞 + 疑問文の形)
3.「I」と「You」と「複数」が主語の時の一般動詞
3-1 形が変化しない一般動詞
一般動詞もbe動詞と同様で主語によって動詞の形が変わりますが、まずは変わらないものから説明していきます。
主語が”I”と”You”と「大勢”they”や”we”など」の時は、動詞はそのまま使います。つまり、原形です。
例: I play soccer. / We have some apples
3-2 疑問文や否定文は”do”を使う
be動詞と違って一般動詞の働きの中に、疑問文や否定文を位置を変えるだけで作ることはできません。
ですので、動詞は誰かの助けが必要です。それが助動詞なんです。
助動詞の使い方をひとくくりに僕の授業では、
「助動詞のルール」と呼んでいます。
主語が「I」「You」「大勢」のときは、”do“をが動詞を助けてくれます。
✔ 助動詞のルール(疑問文と否定文)
疑問文⇒主語 + do not(don’t) +動詞の原形
⇒Yes, 主語 do. No, 主語 don’t.
否定文⇒Do + 主語 + 動詞の原形
“will”や”can”も助動詞なのですべて同じです。
4.「He」と「She」と「単数」が主語の時の一般動詞
4-1 三人称単数現在形(三単現)
今度は主語によって形が変わる場合についての説明です。「He」と「She」と「単数」が主語の場合、動詞は三人称単数現在形を用います。(以下三単現)
三単現はいたってシンプルで動詞の末尾に”s”をつければ基本的には完成です。ですが、”s”の付け方にもいくつかルールがありますので注意してください。
✔動詞の最後が”y”の時
⇒”y”を”i”に変えてes
例:study⇒studies,
※英語は母音が3つ重なるのを嫌うので、yの前は子音の時のみ
✔動詞の最後が「s,ss,ch,sh,o,x」の時
⇒esをつける
例:pass⇒passes teach⇒teaches
✔”have”は例外的に”has”
4-2 疑問文や否定文で使っていた”do”にも”es”
主語が「I」「You」「大勢」のときは、”do“をが動詞を助けてくれるとお話ししました。
この”do”にも”es”をつけてあげなきゃいけません。ですので疑問文や否定文の時は”does“を使います。
⇒Yes, 主語 does. No, 主語 doesn’t
否定文⇒Does + 主語 + 動詞の原形
三単現の”s”と”does”は意識しないとほんとに忘れられます。三単現の”s”で過去何度×をもらったことか。そして付けたことか(笑)
学校では、doesを使ったら動詞は原形を使うと習いますが、doesもdoも助動詞の仲間ですので、助動詞を使ったら動詞は原形と覚えると暗記が減りますよね。
doを使っても動詞は原形が使われているのですが、もともとdoを使う場合は、一般動詞は原形と現在形が同じですので、見た目では区別がつきません。
5.一般動詞の過去形
5-1 どんな主語でも過去形は同じ
過去形は基本的には動詞の後ろに”ed”をつけてあげます。主語によって過去形の形が変わったりはしません。しかし、一般動詞には不規則変化動詞というものがあって、”ed”をただつけるだけでは過去形を表せないものが多く存在します。
ある程度の規則性はありますが、これはもう覚えちゃったほう早いです。過去形から過去分詞に変わるときの変化も覚えちゃうほうが早いです。
豆知識として過去形の語尾が”d”や”t”の時は基本的には過去分詞も同じというルールはあります。
5-2 疑問文や否定文は”did”を使う
疑問文や否定文には”did”を使います。ということはもちろん、”do”の過去形が”did”ということになります。
(さきほど、過去分詞の豆知識の話をしましたがいきなり例外です。do-did-doneと変化します。)
⇒Yes, 主語 did. No, 主語 didn’t
否定文⇒Did + 主語 + 動詞の原形
もちろん”did”も助動詞ですから同様です。
最後に
未来形に関しては助動詞を用いるため、分詞や過去分詞、動名詞に関しては文型でVの位置で働かないため、今回は省略させていただきました。
それでは、今日はこの辺で。