こんにちは、Tatsuyaです。
今日は、
🔥塾講師のあれこれ🔥
をお伝えしていきたいと思います。
塾講師歴4年、チーフ歴3年の僕が大学生の塾講師のあれこれを教えていきたいと思います。
みなさんは塾講師といえばどんなイメージをお持ちですか?
『お給料がいい』
『頭が良さそう』
『保護者対応が大変そう』
などなどみなさんのイメージとのギャップがあるかもしれませんね。
そんなことにも触れていきます!
合わせて長続きする人の特徴、早くやめる人の特徴などなど現場にいないと分からないことを発信していきたいと思います。
それではやっていきましょう!
1.塾講師Tatsuyaの一日
2.ズバリお給料はどれくらいなの?
2-1.仕事別で時給が決まる
2-2.コマ換算ではなく時給換算
3.塾講師の仕事内容はどんな感じなの?
3-1.クレーム対応って大変なの?
3-2.ガチな講師たちの仕事内容
4.ガチな講師たちの仕事内容
4-1.生徒ファーストの考え
4-2.僕自身の生徒ファーストとは?
4-3.生徒ファーストがあれば何でも乗り越えられる
5.塾講師に向いている人とは?
6.最後に
1.塾講師Tatsuyaの一日
僕の一日を順を追って話していきたいと思います。
基本的に週5日で働いています。
出勤日は『月、火、木、金、日』最近は土曜にも出勤する日はありますので、週6になることが多いです。
基本的に水曜日はお休みをいただいています。
大学は今は4年生なので行っている日は少ないです。
2年次、3年次は週4で大学で週6でバイトが入っているハードモードでした。
出勤時間は
火曜日が17時から20時
他の日は19時から22時です。
基本的に塾にいる間は授業していますが、人によっては空いているコマがあったりしてその時間はお給料が発生していないので休憩時間になります。
基本的に僕は1日3時間労働です。
毎週同じ時間に同じことをしているので、もっといえば毎年同じことしてますので、そういうのが嫌だという人、シフトがいいという人は向いてません。
この時点でグループ授業の塾講師は諦めたほうがいいです。
2.ズバリお給料はどれくらいなの?
これは塾によって、あるいは持っている生徒の人数、扱うレベル、講師のキャリアによって変化します。
東京都は平均しても時給1600円ぐらいであると思います。
個別指導であれば、時給1300円ぐらいのところが多いです。
集団指導であれば、時給2000円を超えるところも多くあります。
間を取って1600円ぐらいが相場かなと考えます。
2-1.仕事別で時給が決まる
塾講師の仕事は多様で、仕事内容によってお給料が変化します。
仕事内容は後で詳しく教えますが、仕事別でみていくと、
〇集団授業(グループ授業)⇒2000円から2600円
〇個別授業⇒1300円から1600円
〇業務給⇒1000円から1200円
大きく分けてこの3つになります。
2-2.コマ換算ではなく時給換算!
時給換算した場合が上記に述べたものです。
普通塾の授業というのは1時間ではありません。
僕の木曜日の授業で考えてみましょう。
木曜日の授業内容は
19時から21時30分まで中3英語(集団)
21時30分から50分まで補講
集団の授業時間は2時間30分です。
ですので、時給2600円とすると6500円になります。
補講で20分は、1100円の3分の1ですので300円ぐらい入ります。
⇒つまり6800円が僕の3時間分の働きのお給料となる訳です。
ですが!!
僕はこの授業をするための準備をしていますし、終わった後すぐには帰れませんのでその分のお給料もいただけます。
これは生徒数などによって授業準備の負担が変わりますので、変動はしますが、この授業は大体1000円ぐらいです。
ですので大体7800円が収入になる訳です。
この授業準備1000円がかなりでかい!!!
これによって時給が爆上げする訳です(笑)
僕の場合はチーフなので役職手当が少しだけ付きます。
最低で3000円最高で5万です。
3.塾講師の仕事内容はどんな感じなの?
「塾講師の仕事内容って授業するだけなの?」
「クレームってやっぱり来るの?」
というような疑問に答えていきたいと思います。
まず、仕事内容としては8割授業のみです。
残り2割が模試監督であったり、保護者対応であったり、電話対応などになります。
初期のころは授業を持たせてもらえる機会が少ないため、代講の授業であったり、業務がメインの仕事になることが多いはずです。
個別指導のみの塾は別だと思いますが、グループ授業は基本的にすでに動いていますのですぐにという訳にはいきません。
これはあくまで普通の講師であればの話です。
後ほどガチな塾講師たちの仕事内容をお伝えします。
もちろんそのガチな塾講師たちもバイトです。
大手学習塾の社員は、運営に回ることが多いため授業する機会は少ないです。
塾業界はバイトが担っていることが多いことを念頭においてください。
だからこそ動けるバイトが頼られる訳です。
3-1.クレーム対応って大変なの?
多くの大学生が気にしている部分が
「クレームって本当に来るの?」
「保護者対応が不安で…」
だと思います。
ズバリ、クレームはあんまり来ません。
「授業が下手だから担当を変えてくれ」
「これはどういうことだ!」
みたいなクレームはほとんど来ません。
クレームというのは上からガミガミ行ってくる保護者の方を指すのであれば、0とは言えませんがほとんどいません。
成績が上がらなくて怒ってくる保護者もいません。
それは保護者の中に
「塾とは勉強する環境である」
という部分が定着しているからです。
塾に通っているんだから成績が上がって当然!!
と思っているご家庭が段々と減ってきています。
こんな出来の悪い子を面倒見てくれてありがとうございます!
と思っているご家庭が圧倒的です。
3-2. 保護者対応の重要性
ご家庭に懇親的になってもらうためにも
『保護者対応』
が欠かせません。
保護者対応というのは、保護者の方に逐一電話連絡を入れたりする保護者とのコミュニケーションのことです。
保護者とのコミュニケーションは保護者に生徒がどんな姿勢で授業を受けているのか知ってもらい安心してもらうことも大事ですが、
それよりも自分の為にするべきです。
何かあった時、保護者との関係が築けているとある程度のことは許していただけます。
あくまで自分のために保護者対応はしっかりしておくべきです。
4.ガチな講師たちの仕事内容
普通の講師とは、仕事を淡々とこなしていく、
言葉を選ばずに言えばマイナスを作らない講師たちのことを指します。
今から話す講師は
『受験学年を持たせてもらえる』
『チーフになって講師をまとめる』
『社員たちに慕われる』
『困った時に頼りにされる』
『保護者・生徒から慕われる』
ような講師の仕事内容で、プラスを作り出す講師たちです。
4-1.生徒ファーストの考え
まず、念頭に置かなければいけないことが
『生徒ファースト』
だということです。
生徒数や売り上げばかり考えている講師は、数字ばかりみて生徒をみません。
自分の時間ばかり考えている講師は、生徒と向き合おうとしません。
簡単に言えば、
仕事以外でどれだけ生徒のことを考えられるか
ということです。
職場だけでなく、家や大学でも生徒のことを考えて動けるかが大事です。
4-2.僕自身の生徒ファーストとは?
僕の例であれば、
『ゼミの予習に2週間』
『4月から10月までの模試を20人分分析』
⇒担当科目・生徒だけでなく、全科目、全生徒
『休みの日でも生徒に呼ばれれば出勤』
などですかね。
ここにお給料は発生していません。
別に働いているのが正義だとは思いません。
ただ、彼らには時間がないんです。今しかないんです。
僕からしたら来年にも受験生はきますし、不合格であれば次頑張ればいいんです。
でも生徒からしたら失敗したら終わりなんです!!
受験は1回しかないんですよ。
その一回で結果を出さなきゃいけないんです。
だからこそ僕ら塾講師も時間や、人生をかけて彼らと真剣に向き合う必要があるんです。
僕は『生徒のため』と言うだけで動かない人が嫌いです。
生徒のためにと思っている塾講師はすでに動いています。
4-3.生徒ファーストがあれば何でも乗り越えられる
生徒ファーストの気持ちを持っている人は一律この仕事に向いています。
ただお金のことばかり考えている人は長続きしません。
その理由がこの意志の違いです。
教室を動かしている、教室で生徒からも他の講師・社員からも慕われている講師は、
この意志を確実に持っているはずです。
この意志を持っているとやる仕事内容は、時と場合によって変わります。
先ほど挙げたようなものが僕自身の例です。
生徒ファーストの気持ちがあればどんなことでもできちゃうんですよ。
ですが、本業も大切です。
本業をおろそかにするような人に、生徒を合格させることなんてできません。
まずは自分のことを精一杯できる必要がありますね。
5.塾講師に向いている人とは?
これらすべてを踏まえて塾講師に向いている人は、
〇生徒ファーストで考えることができる
〇自分の時間より他人に時間を割ける
〇人の為に働きたい
要は他人思いで仕事ができるかってことですね。
実は塾講師は、
『頭の良さ』
『教えることが好き』
というような割と特殊な部分は重要視されていません。
もっと言えば
✖『楽して稼ぎたい』
✖『短時間労働・高収入なバイトがしたい』
✖『自由に働きたい』
というような人は向いていません。
上記のようなガチな人たちが授業をやって慕われているので授業を持たせてもらえません。
そしてそのままやめていきます。
僕は、4月に入って大学1年の夏まで授業を持っていませんでした。
その間に辞めていく人が非常に多い!!
だって3か月で2万も入らないですからね(笑)
その間は生徒との信頼関係を築く時間にあてました。
何もなくても塾に行って、電話対応、生徒対応をして、二年目からチーフとして20人以上をまとめ上げるようになりました。
志高い人が、生徒から慕われ、周りの講師から慕われ、授業を持たせてもらえるようになります。
簡単な仕事ではないことは確かです!
僕はこの4年間で30人ぐらい辞めていった人たちを見てきましたが、
ファーストインプレッションで辞める、続けるが分かるようになりました(笑)
うちの社員も分かっているのか、そういう人には受験学年であったりグループ授業を持たせないんですね。
口には出さなくても態度に出ちゃうんですよ?
生徒もそれを感じ取ります。
6.最後に
塾講師とは簡単な仕事ではありません。
だからこそブラックなんて言われていますが、果たしてそうでしょうか?
毎年辛くて、きついなぁって思いますけど、合格発表の日にすべて報われますよ。
そういう仕事をしてみたいと思いませんか?
自分が合格するよりもっと嬉しいですよ。
これを読んでぜひ検討してみてください。
それでは今日はこの辺で。