こんにちは、Tatsuyaです。
今日は
🔥現代文の授業を面白く分かりやすくする方法🔥
を講師歴4年の経験から伝授します。
中学生においては4年間で他校舎を含めたら500名ほど見てきました。
現代文の授業は、すべての教科の中でも一番難しいといわれています。
一番に、板書が難しい。授業展開が難しい。などなど理由は沢山あります。
まずは技術的なところはなしにして、授業展開、発話などを話していきたいと思います。
今日はその悩みを払しょくできると思います。
それではやっていきましょう!
1.現代文の論説文/説明文読解
現代文の論説文や説明文を苦手としている生徒が多くいます。
授業中眠くなる人も多くいるはずです。
眠くなる理由は1つ、授業がつまらないからです。
自分でいうのも恥ずかしいですが僕自身の会社が行った授業アンケートでの評価を少しだけ紹介します。
『感動した』
『眠くならなかった』
『毎週国語が楽しみなった』
『先生の授業が一番楽しみ』
『国語がこんなにできると思わなかった』
などなど
嬉しい言葉がたくさん(笑)
僕一応英語先行なんですけど(笑)
論説文/説明文の授業は、国語科塾講師の一番の腕の見せ所です。
生徒を感動させ、しっかりと結果に繋げていく授業の展開方法を伝授します。
1-1.国語の授業は『ノートは基本的にはとらせない』
国語の授業ではノートは基本的にとらせない方針でいいと思います。
理由は簡単で、ノートとっても見ないからです。
学校の国語の授業と違って毎回毎回授業の度に課題文が出てきますよね。
生徒にとってノートをとるメリットがないわけです。
ではどうすればいいのか。
本文に直接記述すればいいんです。
本文にめちゃくちゃ線を引かせたり、マーカーをひかせたり記述させます。
「え、それじゃあもう一回できないじゃん!」
⇒もう一回やる生徒に出会ったことはありません(笑)
あなた自身もう一回やりますか?(笑)
ポイント!
1-2.論説文は自分の知識のフル活用!
論説文の授業はどうしてもつまらなくなりがちです。
それを脱却する方法は2つ。
1つは面白い授業を展開すること。
もう1つは答え合わせのみの授業をすることです。
答え合わせのみの授業をすれば、生徒は次の問題にすぐに移れますので退屈しません。
ですがそれですと塾講師の存在意義がありません。
であれば、前者の『面白い授業をする』しかありませんね。
論説文を面白く授業する方法は、『適度な脱線』です。
これは他の授業でも言えることですが、脱線しすぎない脱線を入れていくと生徒に好かれる先生ができます。
塾講師というものは
【教材を教えるのではなく、教材で教える】
のが仕事です。
1つの論説文を通して教えられることは沢山あります。
僕はむしろそちらの授業準備のほうに時間をかけています。
例えば、映画が出てきたらその映画を鑑賞したり、筆者の具体例に合わせて自分も別の具体例を用意や僕の体験談を話したりなどです。
ですので1授業につき2週間も予習に時間を割く時があります。
最高にベストな脱線は、筆者の主張に則した脱線から主張を読み取ることです。
例をあげるならば
西洋の「命の捉え方」(神が授ける)
↓
英語で「生まれる」は?と生徒に聞く
↓
“be born” そう!受け身だよね、
↓
神様によって子どもをお腹に宿らされた
というような本文に書いていないようなことを話すと『おお!!』となります。
ポイント
1-3.設問に関係のないところをいかに考えさせるか
論説文の点を上げていく方法は
『設問以外でどれだけ考えられるか』
ということです。
例えばいい例となるのが、
タイトルを考えさせるのが簡単でやりやすいです。
最相先生の作品である
『れるられる』
は非常にタイトルで「?」ってなる人が多いです。
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これを読ませて生徒に
『どうしてこの課題文から「れるられる」だと思う?』
と考えさせました。
そういう課題文と全然関係のないことを考えさせることが現代文の点数をあげるうえで必要です。
2.現代文の文学的作品
文学的作品は読みやすいという反面、主観で解いて間違えてしまう子が本当に多いです。
先にこれだけは言っておきます。
『文学作品ほど客観的な目線で読解させる』
ことを心掛けてください。
過度な感情移入は本当に危険です。
客観的視点を持たせられる授業展開が必要になってきます。
2-1.文学的作品は見えないところを推測させる
国語力の大幅な向上を促すために、見えない部分を読解させるようにしましょう。
ただ答えがどこかに見つかりそうな部分にしてください。
登場人物の年齢、クラス、性格、見えない部分の状況や
物語の時代、季節、主要キャラとモブキャラなどなど
見えない部分を読み解かせることが大事です。
主要キャラとモブキャラなんかは簡単ですのですぐにでもできます。
例えばセリフ回しなどです。
課題文の抜粋個所によってはあたかも主人公のように書かれていた少年が実は主人公ではない、みたいな展開もあります。
そういう部分には主人公ではない何かしらの理由があったりするとおおおお!!!ってなりますね(笑)
2-2.文学作品は客観的な視点で読ませる
主観的になって感情移入しすぎてしまうと、設問で間違えてしまいます。
本を読んでいる訳ではないので、過度な感情移入は危険です。
『文学作品こそ普遍的な解法』
を心掛けさせてください。
国語はよく水物なんていう風に言われていますが、作品によって変動するような国語力は所詮その程度ということです。
常に普遍的な解答を心掛けさせてください。
特に、消去法は論説も文学作品もNGです。
国語は必ず答えは本文の中にあります。
ですが答えが満点が取れない。
面白い科目ですよね(笑)
3.国語科塾講師にとって大切なこと
国語科は、何かにつけて一番点数をあげなければいけない科目だと思われています。
英語であれば、外国語だから、
数学であれば、難しいから、
などと言われ
なら国語は日本人なんだから上げて当然と言われています。
生徒は分かっていますよ。
国語が一番上げづらいことを!
ですがはたから見たら一番上げなければいけない科目なわけです。
当然我々塾講師の目指すところは、
『志望校合格』
ですよね。
嫌われようが何しようが最後に生徒が合格してくれればそれでいいわけです。
では一番国語科にとって重要なことは何かというと
『圧倒的授業準備』
です。
発話、質問、板書、何から何まで準備をしておきましょう。
国語は日本人だから、といって予習を内外白にするひとは所詮その程度の塾講師です。
生徒を100%合格させることはできません。
そんな講師に生徒はついてきません。
これを機に国語の予習の質を上げてもらえれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。
※いろいろと文章を載せて解説したいのですが著作権の都合上できません。