こんにちは、Tatsuyaです。
今日は
🔥中学受験を考える子供たち🔥
について発信していこうと思います。
中学受験の一発目は
1月19日の宮崎日大ですね。
本格的に始動しだすのは例年同様
2月1日からです。
今日は僕が4年間で見てきた中学受験についての考察を記事にします。
それではやっていきましょう!
1.中学受験を考える子供たち
僕は大学生になってから塾でアルバイトをしているために、様々な子供たちと接する機会がたくさんありました。
自分の意志で私国立中学に進みたい子供や、兄や姉が進んだから漠然と親の勧めで受験させられる子供など、僕自身が小学生だった時では考えられなかった「受験」や「勉強」というタスクを背負っている子たちを見て初めはとても驚いたのを覚えています。
受験とは中学生から始まるものだとばかり思っていましたが、早い子供では小学4年生から考え始めています。
彼らにはしっかりとした、行きたい学校ややりたいことなどの目標が決まっており、もっと言えば大学受験まで考えている子供もいます。
2.首都圏での中学受験者数
今首都圏では6人の1人の小学六年生が私国立中学や公立一貫校に受験に挑んでいます。
2016年に私立中、国公立中、公立一貫校を受験した首都圏の小学六年生は約6万1000人だそうです。
その中の4万6000人が私立・国立中学を受験しています。
これがいわゆる中学受験というもので2007年のピーク時には5万2000人の小学六年生が受験をしています。
公立一貫は高倍率であるが故か1万9073人とやや少なめである。倍率は2016年度で5.9倍と例年並みの倍率であった。(中学受験がわかる!2016より参照)
ではなぜ子供たちは過酷な壁を目の前にして、小学生のうちから受験勉強をして中学校に進むのでしょうか。
小学生のうちから医者になりたいとか、弁護士になりたいなどのように確固たる目標がある子供たちは少ないと思われます。
それに比べれば親が勉強しろ、受験しろというから勉強する、といった子供のほうが多いように感じられます。
ただ中には、将来なりたいものは決まらなくとも、校風や学習指導、施設設備や教育方針を見て、この学校に行きたいと思う子供たちも少なくはありません。
小学四年生で行きたい学校のパンフレットを見せてくれる子も少なくはないです。
受験を考えている子供にはしっかりとした意志があるようです。
ただこれは、首都圏だからこその考えであるようにも思えます。
僕は地方の生まれであるので小学六年生の時、私国立や公立一貫に受験、あるいは進学した同級生など学年全体の生徒が150人ほどでも両手で数えられるほどしかいませんでした。
普通の生徒は迷いなく公立進学を選ぶもので、受験するほうが珍しいものでした。
塾に通ってはいるものの受験しない生徒が大半でしたが、首都圏の塾に通っている小学生は目標を持っている生徒が多いです。
3.中学受験をする保護者の立場
先日、ファミレスで友人と長話をしているとき隣の席で延々と算数のドリルを解いている子供を目にしました。
僕は仕事上小学生が黙々と勉強している姿は不思議でもなんでもありませんでしたが、友人にはとても異質なものに思えたようです。
その子の母親も対人してずっと丸付けや解説をしていたが、友人には親が強制的にやらせているように思えてならなかったらしいです。
これについては、勉強している本人でない限りわからないことです。
ただ世界ではこんな現実もあることについて触れておきます。
韓国のある高校生は、学校から帰宅すると部屋に閉じ込められて勉強させられ、後ろには母親の監視がありました。
その子は受験が終わった後に、母親からもう好きなことしていい、と許可が下りると迷わず屋上に上がって自殺をしてしまったのです。
この話を聞いて僕は、本人の意思とは無関係に子供のためだと勘違いしてはいけないと思いました。
受験は中学生や高校生が対峙する大きな壁ではなく、小学生でさえ苦しみ、悩む大きな壁になっています。
また、いくら勉強に励んでいるとはいえ、まだ小学生であることには変わりありません。
高校受験や大学受験に挑む中高生とは違った精神的なケアも必要であると僕は思います。
そのためには保護者も一緒に受験を戦う必要があります。保護者の立場は、わが子を受験させるという考えではなく、わが子と受験をするという主体的な考えである必要があると僕は考えます。